2008年12月7日日曜日

USS George Washington(CVN-73)



 今日は米海軍横須賀基地の基地開放行事で、今年9月に横須賀に配備されましたニミッツ級航空母艦、ジョージ・ワシントン(CVN-73)に乗ってきました。見てきただけですので、軽く写真を載せる程度で。





 まずはゲートにて手荷物検査を受けてから入場。すると左手に珍しく漢字のみしか書いていない建物が。


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 これは米軍基地内にこそありますが、海上自衛隊の一機関である対潜資料隊(ASWC)の施設です。対潜戦のための海洋・音響資料の収集・研究を行っています。





 しばらく進むと、古い乾ドックが。


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 幕末の勘定奉行、小栗上野介が造らせた横須賀製鉄所の遺産として有名なドックですね。着工は幕末ですが、完成自体は明治になってからです。現在も米軍艦艇の修理に利用されていますが、なにぶん100年以上前のものなので、えらい使い難いドックだと言う話ですね。





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 海自の“しらね”型護衛艦のネームシップ“しらね”です。1年前、私物の冷温庫からの出火による火災で深刻な被害を受けましたが、修理による復旧が行われるとのこと(本当にできるのかなあ)。こちらも公開されていましたが、混んでいたので乗りませんでした。





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 空母ジョージ・ワシントンを下から。アングルの悪さはスルーして欲しいです。艦尾にRAMランチャーがありますね。





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 同じく下より。ちなみに、左手にある80tクレーンは“OOZEKI”、右手の150tクレーンは“YOKOZUNA”という名前。どちらもIHI製。





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 艦橋を地上より撮影。





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 エレベーターより撮影。





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 空母内格納庫。





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 同じく空母内格納庫。クリスマスシーズンということで、ツリー等が飾られています。艦載機は全機厚木にいるとのことで、がらんどうでした。





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 ジョージ・ワシントンの説明パネル。





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 格納庫内のフォークリフト。小型のものはHYSTER、大型のものはトヨタ製でした。





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 甲板上。突風が吹いていて酷い事になっていました。





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 唯一展示してあった、F/A-18ホーネット。あんまりにも飾りっ気が無い気がするのは、展示用だからでしょうか。





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 ジェットブラストディフレクター。ジェット機の排気を甲板の上に逃がすため、甲板から起き上がります。これがないと、『ムダヅモ無き改革』の“金将軍”のようにジェットで吹き飛ばされたり高熱に曝されたりと大変なことに。





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 裏には冷却用の海水を通すパイプも。これを見たら、某ライトノベルのラストシーンを思い出してしまいました。





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 艦尾の星条旗。前述の突風により、しょっちゅうこんがらがって、無残な姿になっていたりしました。これはまともな時の写真。これにて退艦。





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 昼食のステーキ。蟹やターキーが食べたかったんですが、蟹は無く、ターキーは売切れ。ステーキは突風と気温ですぐに冷めて酷いことに。これで1200円っていうのもアレですが、こういうとこで食う飯に文句を言ってはいけないと孤独なグルメの人も言っています。


 会場ではいくつか出店があり、日本では10年前に撤退してしまったダンキンドーナツも売っています。ピザの箱を持って歩いている人が多かったですね。こっちなら持ち運べるし、おみやげにもなったから良かったかもしれません。





2008年11月28日金曜日

ランキング?



 世間話みたいなものでエントリするのに引っかかるものがあるとは言え、当分は記事も書けそうにないので軽い話を。


 


 youtubeをちらほら見ていると、どこの国の人間も考えることは同じなんだなと思うことしばし。


 例えば、こんなんとか。


The Top 10 Best Tank in the World 



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 香港出身のChineseKungFu01による世界の戦車ベスト10ランキング。最初はArmor誌のランキングでも引用したのかと思っていましたが、「火力、装甲、機動力に基づいている」と冒頭にありますので、ChineseKungFu01の独断のようです。ランキング結果は見て頂ければ判りますし、個人が思うことは勝手ですのでここでは割愛させて頂きますが、配備も始まっていないK2をランクに据えるのはどうよ、という気も少し。


 さて、国の陸軍の象徴的装備をランキングされているわけですから、コメント欄には世界各国からの書込みがあるのは必然でしょう。再生数70万に対して5000件近いコメントが寄せられていますが、これがまた面白い。


 M1A2がレオパルド2A6・チャレンジャー2より低い評価がされていることにアメリカ人が「アメリカは真剣に新戦車を必要としている。独英より下? ファック!」と書きこむと、「いつからドイツとイギリスはアメリカの敵になったんだ。NATOの一員だろ」とスロバキア人から突っ込まれていたりと、なんかどこかで見たことあるような感じで面白いのです。


 あと、中国人が韓国戦車を貶していて、そのコメントが高評価だったりするのはお約束。





Leopard 2a6 demonstration



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 レオパルド2A6のデモンストレーションです。


 横から見て、「うわ、バランス悪ぅ!」と言ってはいけない。


 相次ぐ改良により、未だ第一線に留まっている戦車ではありますが、走行中から急制動をかけますと、停止時にかなりたゆんたゆんと動揺(特に1分49秒あたり)していることが見てとれます。ブレーキかけても、舗装路面の上で数メートル滑って勢いが削がれていてもです。


 比較として、90式戦車の機動を見てみましょう。





平成20年度 富士総合火力演習 90式戦車



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 不整地でブレーキ後、すぐに車体も停止したにも関わらず、かなり早いペースで動揺が収まっているように見えます。


 こうして比較すると、いくら火器や電装を換装したとしても、足回りやフレームの性能の差というものは埋めにくいものではないかと思われます。





ネタ


Leopard 2A6 vs. Nissan Micra



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 なんという日本車叩き……。90年代前半のアメリカ人の比じゃない……


 と思いきや、


Leopard 2A6 v.s. Volkswagen Golf



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 あら。





2008年11月22日土曜日

エンコテストを兼ねて2



92式地雷原処理車 発射・爆破シーン



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 今年の総合火力演習の映像ですが、既に同様の映像をニコニコにアップしていた方がいたので上げていなかったのですが、編集ソフト新調したのでテストを兼ねて試しにアップしました。





防衛省技術研究本部発表会 写真だけ



 各種の金属板に対し、同一のHEATを撃ち込んだ場合の侵徹状況の比較です。写真があんま良いのが無かったうえ、説明も聞けなかったので写真だけ……。


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 字が見えにくいと思いますが、左から軟鋼、チタン合金、アルミ合金(引張り強度98Mpa)、アルミ合金(539Mpa)、アルミ合金(294Mpa(注:ピントボケてて読みにくく、間違っている可能性あります)となっています。軟鋼意外と頑張ってますけど、比重考えるとやっぱりアルミ合金に分がありますよね。


 ちなみに、下が撃ち込んだHEATです。


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2008年11月19日水曜日

将来装輪戦闘車両に独MTU製エンジン?



 ろくに調べてもおりませんが、ちょうど写真が明らかになった将来装輪の話になっていたので。


 本日の日経新聞朝刊に、ディーゼルエンジン大手の独MTUが日本法人を設立するとの見出しがあり、最初は船舶用ディーゼルでも売り込むのかと思っていたら、とんでもない一節が。





 「また陸上自衛隊が海外製品としては初めて同社製品を試作中の装輪装甲車に採用。」





 これ、試作車両に比較評価として積んだだけのか、本採用になったか、はたまた恒例の日経飛ばし記事なのか、判断つかないところです。それともエンジン以外の部品か……。


 でも、自衛隊の装甲車両用エンジンは、シリンダのボアが規格化されており、整備・補給の能率化を行っていたはずなのですが、なんでそれなりの配備数が期待される車両に海外製品を……。


 ちょっと解せないところが多い記事です。





追記) 元記事はネットでは流れてしまっているようなので、関連記事だけでも。


関連記事


独ディーゼルエンジン大手、MTUが日本法人 丸紅と共同 


http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081118AT1D1706217112008.html


更に追記)


 慌てて書いたので、タイトル間違えていました。訂正します。





2008年11月18日火曜日

防衛省技術研究本部発表会 展示セッション簡易レポ(将来統合無線機)



 将来統合無線機の研究についてのセッションです。


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 この研究は平成15年度の事前の事業評価 政策評価書によりますと、


「本事業は、様々な通信諸元の無線機の互換をソフトウェアの入れ替え等により実現でき、ネットワーク機能、秘匿機能及び対妨害性機能という無線通信上必要不可欠な機能を組み込んだ無線機を試作することにより、将来の統合無線機の構成要素に係る技術の確立を目的とするものである。」


 とのことでして、目立たない装備でありながら、極めて重要な研究である言えます。


 事前評価書に目的・効果等は詳細に書かれておりますので、ここでは実際に伺ったことを要約してみましょう。例によって、うろ覚えですので注意してください。


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質問:「この無線機は昨年も出展されていましたが、同じものなのですか?」


回答:「同じものになります」


質問:「昨年は、現有の無線機と互換性のある形状で現有の無線機との換装は容易と伺っております」


回答:「はい、取付金具等の位置は同じです。車両の他にも、航空機等も現有のものと互換性のある形状になっています。」


質問:「現有の無線機と防災無線機を中継することも可能とのことですが?」


回答:「ソフトウェアにより複数の周波数・変調方式にも対応でき、自治体の防災用無線機との交信も可能となっております。2chに対応しておりまして、両者を中継して通信させることもできます。」


質問:「映像の伝送も可能とのことですが?」


回答:「VHFユニットで送信し、右のモニタに表示させることができます。」


質問:「帯域はどのくらいでしょうか? また、圧縮方法はなんですか?」


回答:「192kbpsになります。圧縮はWindows Mediaです」


 以上が主な質問とその回答です。今思えば、ネットワーク機能についてもう少し聞いてみるべきでした。VHFですと、映像伝送もそう長距離ではないでしょうから、中継機能もあるでしょうしね。ホッピング機能や秘匿化も……。





2008年11月16日日曜日

武器学校・土浦駐屯地開設記念行事



 11月15日に行われた陸上自衛隊の武器学校・土浦駐屯地開設記念行事に行って来ました。


 会場着が遅かったので、観るのにあまり良い場所ではなかったのですが、訓練展示も行われ、なかなか楽しめました。


観閲式の様子


隊員整列中


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84ミリ無反動砲カールグスタフ。 後ろの車両にはパンツァーファウスト3も。


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12.7ミリ機関銃を搭載した73式中型トラック。アイディード派民兵のテクニカルではない。


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観閲する武器学校校長


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 さて、訓練展示の様子ですが、訓練展示の中で砲身を損傷した74式戦車の砲身を交換するという想定があり、実戦では後方に下げて交換するものなのですが、戦闘と並行して砲身交換を行っていました。資料的価値が高いと考え、戦闘そっちのけで74式の砲身交換の様子を撮影しましたのでご覧ください。長い上、途中から躍進・射撃による攻撃が始まったりしますが……。






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 砲身を取り外してから再度取り付け、戦闘に復帰して実際に射撃を行う等興味深いです。交換に要した時間は6分程度でしょうか。海外の同世代戦車の様子は見たことが無いので分かりませんが、地上の隊員が足場も使わずに砲身押えていたりと、車高が低い74式は交換が比較的楽なのかもしれません。





武器学校・土浦駐屯地開設記念行事 89式中戦車



取り急ぎ、映像まで。



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 あと、資料館が写真撮影OKでしたので、てき弾銃の写真が撮れました。


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 って、ライフリングが16条もあったのか! 安定させるためになんだろうか……。


 もっとも、去年見た時は口径が間違って書いてあったりしたんですよね、これ。





2008年11月14日金曜日

防衛省技術研究本部発表会 展示セッション簡易レポ(軽量装着型付加装甲)



 当日のレポでも触れましたが、ここで改めて軽量装着型付加装甲について書いてみたいと思います。


 まず、展示されていた装甲は3つあります。


外面取付型(空間型)付加装甲


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 チタン合金等の硬度の高い金属でできており、使用する金属にもよりますが、展示されている3つの中では安価なものだそうです。付加装甲で弾体の勢いを削ぎ、主装甲で受け止めるといった感じが展示品からは見てとれました。





外面取付型(密閉型)付加装甲


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 一般的にセラミックスは硬度は高いものの、非常に脆い特性を持っております。これを装甲として使用する場合には、強度のある金属で密閉する必要があります(90式戦車の複合装甲もチタン合金の箱にセラミックスを封入したものと言われていますね)。この装甲も内部にセラミックスを封入しており、中に入れるものはコスト重視ならアルミナを入れ、より防御の水準を上げようとするなら別のものを入れるそうです。基本的に、一回弾が当たって穴が開くと密閉の効果が無くなってしまうので、小さなタイル状の付加装甲を複数枚、ボルト留めして使うそうです。





内面取付型付加装甲


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 車両や艦艇の内側で内張りとして使用する付加装甲です。FRP(繊維強化プラスチック)の多層構造になっており、触ると思った以上に固かったです。これを用いることで、小銃弾防護の車両でも20mm弾の攻撃を受けても人命が助かるようにするといったことができるそうです(数字はあくまでも例えとのこと)。


 写真では分かりづらいと思いますが、中央部が若干盛り上がっています。では、下の写真を見てみましょう。


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 装甲を貫通した弾を内面取付型付加装甲が受け止めていた訳です。弾体が装甲を貫通しない場合でも、装甲背面の剥離により破片が内部に散ることもありますので、こういったものへの防護にも有効と思われます。


 これらの付加装甲を対象とする驚異、車両の脆弱性解析等から最適な設置箇所を割り出し、単体若しくは組み合わせて装着するそうです。





 以下はこれらの装甲について、質問したことの要約です。うろ覚えもあるので鵜呑みは危険とあらかじめ断っておきます。


質問:「装着型装甲と言いますと陸上装備と思ってましたが、艦艇にも応用できるとパネルにあるのは何故ですか?」


回答:「元々、護衛艦に防弾の概念はありませんでしたが、近年は工作船対策の必要性が出てきたため、こういったものの研究も行われています。航空機はかなり制約があるのですが、艦艇は余裕がありますので装甲を付与する余地があるのです。実際は機関や人命等を守るために重点的に装着が行われると思います。」


質問:「こういったものの研究が行われていることは聞いたことがあるのですが、陸幕からの装備化要求がないというのは本当でしょうか?」


回答:「装備化要求はありません。現在は耐弾よりもIED対策に重点が置かれており、そちらの研究も行われております。」


あんまり関係ない質問:「このパネルの装輪装甲車両は96式ではないようですが、なんなのですか?」


回答:「あくまでイメージです。」


 以上が主な質問とその回答です。私の稚拙な質問にも丁寧に答えて頂きまして、誠にありがとうございました。





防衛省技術研究本部発表会 展示セッション簡易レポ(壁透過レーダー)



 遮蔽物を透過して、向こう側の人間等を把握する壁透過レーダーの展示です。


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 アングルが悪いので全体像が掴みにくいですがご容赦ください。


 これは屋内や船内等の環境で使用を目的としており、背面のモニタに目標が表示されるそうです。現在は研究中ですのでUSB等の出力端子が付いて大柄ですが、将来的には腕に装着して携行させるようにしたいとのことです。


 「運用構想図で装置を壁に押し付けているのはなんでですか?」と質問したところ、動体を検出する為、装置自体が動いていると精度に問題が出るからであり、壁に押し付けて固定するか、写真の様に三脚を使用するのが望ましいからとのことでした。





防衛省技術研究本部発表会 展示セッション簡易レポ(トリマラン船型水槽試験用模型)



 艦艇装備研究所のトリマラン(三胴)船型水槽試験用模型です。


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 この研究は米海軍のLCS(沿岸域戦闘艦)を意識しているそうで、沿岸域を高速で航行することを目的とした研究だそうです。船体を細長くすることで抵抗を減らしますが、それによる復元力の減少を三胴により解決するそうです。


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 副次的な効果として、幅広いデッキエリアも確保でき、ヘリコプターの運用も可能になるとのこと。


 「LCSを意識しているということは、海自の次のDEはこういった形になるのでしょうか?」と質問したところ、それはまだ先の話じゃないかとのことでした。残念。





防衛省技術研究本部発表会 展示セッション簡易レポ(手投げ型情報収集ロボット)



 一度にやるとかなりの量になりますので、できた分だけレポをアップしていきたいと思います。


 まずは、テレビでも放映されたらしい手投げ型情報収集ロボットについて。


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 まず、このロボットについて聞いたことを箇条書きで。


・屋内偵察を想定。


・二輪駆動。


・開発の前の前といった段階。特に専用に開発したものは使っていない。


・稼働時間1時間は欲しいが、現状は30分持たない。


・装備化するとしたら、個人で携行できるサイズで。窓に投げ入れて使うことを考えている。


・よって、形状は球形。


といったお話でした。


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2008年11月12日水曜日

展示セッション 「軽量装着型付加装甲」



軽量装着型付加装甲について。


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現有の車両・艦艇に対して、驚異に応じて脆弱性解析により最適位置にそれぞれの付加装甲を装着。


付加装甲は大別して3種。


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外面取付型(空間型)付加装甲


チタン等の硬度のある金属によるもの。 








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外面取付型(密閉型)付加装甲


脆いセラミックスを封入した装甲。


コスト重視ならアルミナ等、特殊なものだったりしたら別のものを入れるそうです。








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内面取付型付加装甲。


車両・艦艇等の内張りとして使用。


ちなみに、下の写真はひっくり返した場合の写真。装甲を貫通しても、内張で止めています。


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これらの付加装甲は研究はしているものの、陸幕からの装備化要求は無いそうです。


弾丸や破片に対するものよりも、現在はIED対策の方に重点が置かれているからだそうです。